世界選抜総選挙。
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来年、もし総選挙があったなら?
開票が終わってからステージから降りると、すぐカメラマンに捕まって聞かれたその質問にさえ、答えは出せませんでした。
総選挙が終わったあの日から、正直振り返ることも前を向くことも出来ず、所謂「抜け殻」の毎日です。
情けないですよね。
SKE48メンバーの飛躍が目の鼻の先である10周年、そしてこれから先の未来を盛り上げると確信しながらも、完全に向き合えていない、時が止まったままの自分がいます。
代わりはいくらだっている。
だからこそ私を必要としてくれる人、私を認めてくれる人がいる有り難さに改めて気付きました。
これらは総選挙で得たものではありません。
ここまでの月日の全てが、今の私を作ってくれています。
何にも恥じることはないのだと、順位や数字なんかでは表せないものが、確かに存在してる事を教えてくれました。
ただ、それでも私は順位が欲しくて、認めてもらいたくて、次こそ…とあの日ナゴヤドームで願い続けてました。
この想いを無かった事にはしたくないです。
開票が終わってから、ランクインした何人ものメンバーが私に寄り添って涙を流してくれました。
申し訳なかった。
いたたまれない気持ちでいっぱいでした。
私が本気で挑んだ日々をたくさんのメンバーが認めてくれて、一緒に涙してくれたんです。
そんな心優しいこの子たちをもう二度と泣かせたくないと思いました。
SKE48のメンバーは本当に素直で優しい子たちばかりです。
それぞれのメンバーがそれぞれの頑張り方でグループを想い、自分の夢の為に戦っています。
名前が呼ばれずにステージを後にしたメンバーを含めた全員が本気で向き合い、自分を信じて、ファンの皆さんと夢を見ました。
順位は手に入らなかったけど、大切なもの・守りたいものが明確になり、自分のやって来たことに間違いはないと再確認することができました。
投票してくれたファンの皆さん。
私の喜ぶ顔が見たいと最後の最後まで手を尽くしてくれた皆さん、これからのSKE48の為にと一票投じてくれた皆さん、
全てに応えられずごめんなさい。
どんな時もみんなの力強い支えがあったから、最後まで自分の可能性を信じて戦うことができたんです。
たくさんの愛を注いで下さって、本当に本当に有難うございました。
この恩は絶対にどこかで必ずお返しします。
時間が掛かっても必ず…約束します。
最後に…
総選挙がゴールじゃないことは、ランクインしたメンバーもそうじゃないメンバーもみんな同じ。
去年も一昨年も圏外だった私は、今年のこの結果で失ったものは何一つありません。
底辺を見た気がして、このまま消えてしまいたいと思ったのも事実です。
哀れ、不憫に思われたくない一心で平然を装っていたのも事実です。
でも、少しつづだって前を向いて立ち上がらないと、一度きりの人生、今のこの一瞬でさえヒヨって見逃すのは勿体ないから。
ここで生きていくことを決めたんです。
順位がないのならば、自分の力で勝ち取るしかありません。
煮え切らないこの想いも全部全部引っくるめて、私は戦い続けます。
…みんなの笑顔が見たいから。
makiko.