加藤結を観察していた、はやかです。
みなさん、懐かしい物がでてきましたよ。以前書いていた「加藤結を観察してみた。」というブログのネタのメモです。
面白い事があると常にメモしていました。一言メモするだけでもかなり正確に思い出せるんです。私にとっては一つで1000文字は書けるくらい、全て面白くて大切な出来事ですが、今回は100分の1に省略してババンと一気にご紹介しますぜひので読んでみて下さい。
・パーンパパンやりだす
これは部屋でいきなり「パーンパパン」て言いながら手拍子し始めたんですよ。しかも真顔で低い声で。怖いなって思いながらすぐメモを取りました。
・チーズは美味しければ美味しいほど美味しい
私の中ではカトユイ名言第1位に今でも輝いています。結ちゃんチーズが大好きなので確かチーズを使って料理してあげた時に、「チーズは美味しければ美味しいほど美味しい」って言ってたんですよ。まだ朝なのに10分間は2人で爆笑してました。
・睡眠用動画にハマって見てたら不審者になってた
これは結ちゃんの部屋に泊まっていた時に、いつも結ちゃんが睡眠用として枕元で流している動画が面白くて見入ってしまっていた時のことです。結ちゃんはとっくに寝ているのに、私はベッドに向き合う形で床に座って、真っ暗な部屋でベットの上の枕元の携帯をじっと見ていたんです。動画が終わった時、やっとその異様な光景に気づいたんですよね。傍から見たら寝ている人の顔を真剣に眺めてるヤバい人ですよね。
・食え食え
結ちゃんの配信を見てた時、スプーンでカメラに向かってあーんをしてたんです。あざといところもあるじゃないか、って思って見てたら「食え食え!!」って言っていたんです。一人で笑い転げながら画面分割をしてメモしました。
・鼻水いぇあいぇあ
これは鼻をかんでいる時に言っていたのでメモしておきました。
・転んでアダウス
部屋で転びかけた時にひっくい声で「アダウスッ!!」って声を発声してました。本人に意味を聞いてもなぜ「アダウス」と言ったのか、「アダウス」とは何かも分からないそうです。
・初バイキングで開始10分で舌ツル
説得して初めてスイーツバイキングに行った時のことです。バイキング自体ほぼ初めてだったみたいで、食べ始めて10分で何故か舌をつっちゃったんです。そんな場所つる人見たことなくて「食べるの不得意な人っているんだな」って思いました。あれから1回も行ってくれません。
・ひろしに拒絶反応
結ちゃんが珍しく私の家に来た時、私の部屋に置いてあった紙粘土で作った「ひろし」というマスコットキャラクターを見て「うわっ!何これ!キモチワルッ...!」って言ったんです。素直でよろしいですね。
・大葉、なんか葉っぱ食べてる
大葉を食べたことがないと言っていたので食べさせてみたところ感想が「んー...なんか葉っぱ食べてるみたい」の一言でした。
・レモン絞れない
外食した時に料理にレモンが乗っていて、綺麗に形が残っていたので「何でレモン絞らないの?」って聞いたら「え、もう搾ってあるよ」って言ってました。絞ったか絞ってないかも分からないほど潰せてませんでした。
ハッピーなセット食べてる
・ハンバーガー店へ行くとハッピーなセットしか食べないんですよ。いつも付属のおもちゃが部屋に置いてありました。一緒に居るとビッグなバーガーを頼むのが恥ずかしいです。
・はやかちゃん存在がダサい
って悪気もなく言われました。コノヤロウ。
・うるさいうるさい、今書いてるから
ブログ書いている時にあえて邪魔するように話しかけるとこう言われてました。これは私も悪意があります。
・この程度で汚いとは...笑わせるな
久しぶりに結ちゃんの部屋に行って「きたな!」って言ったら「この程度で汚いとは...笑わせるな!」ってカッコよくない事をカッコよく言ってました。いや、カッコよくないんですけどね。
・明後日の朝 あははははは
確か朝か深夜のテンションです。本人が「明後日の朝」って言った時に一人で親父ギャグになっていると言いながら爆笑してました。無言でメモを取りました。
・そんな格好じゃ襲われちゃうよ!私だったら襲うね!
珍しく私がスカートか何かを履いて外出した時ですかね。スカートって履き慣れないねと話していた時に「そんな格好じゃ襲われちゃうよ!私だったら襲うね!」と結ちゃんが電車の中で元気よく言ったので駅まで笑いをこらえるのに必死でした。
トイプードルも無理
・犬がすごく苦手みたいで、トイプードルみたいな猫より小さい犬でも怖いみたいです。
・キクラゲ クラゲだと思ってた
しゃぶしゃぶに行った時に、結ちゃんはキクラゲをクラゲだと思っていたことが判明しました。確かに小学生とかはキクラゲをキノコだとは思わないですよね。
これもまだほんの一部に過ぎません。
全部全部、こんなたった一つのブログには収まりきらない思い出です。収めるつもりもありませんでした。
楽しかったね。いつかまたこんな思い出作ろうね。
なんて軽く言えないわけですよ。
そんな軽く作れないんです。作られたらたまったものではありません。
どれだけのものを消費して消費して消費して、作られたのかも分かりません。
一つ一つ全てが消費と共に作られました。
もう一度、二度、三度彼女に会ってもこのメモに付け足されることはありません。
常に置いてあった私の歯ブラシももう彼女の部屋にはありません。
一日かけて二人で掃除した部屋も、夜中に一人でピカピカにしたキッチンも、大人の人が一瞬で跡形もなく新品同様に綺麗にして新しい人に使われます。
沢山の思い出が詰まった事務所の更衣室に残るのはせいぜいロッカーに貼ってある彼女の名前が書かれたマグネットぐらいです。
どれだけ爪痕を残したと思っても時と共に薄れてしまいます。
寂しいくらい残らないものです。ブログ、写真、映像が残っている。でも私達にとっては「たった」それだけなのです。費やしたもの達はどれだけ時間をかけてもお金をかけても二度と手に入りません。
偶然、必然、奇跡、時間、努力、家族、体力、お金、全てを使って、消費して得たものなのです。なんとなく生きて、いつの間にか手にしていたものとは違います。
私達はそんな彼女の色々なものを消費して各々に彼女との思い出を作り上げました。
ですがそれは本当に一生あなたに残り続けますか?
老いて自分の家族の名前すら忘れても残し続ける自信はありますか?
写真や映像だけでなく、こんなにも大切にしている記憶でさえ毎秒作られ、毎秒消えいていきます。
私たち人間が作り上げるものは掬いきれないようなものばかりで、儚く脆いものなのです。
ただ何も残らない訳ではありません。作り上げるために共に失ったもの、それはどう足掻いても減りも増えもしません。先程言ったように費やしたものは二度と元に戻りませんが、共に費やしたという事実が残るのです。
私は彼女と過ごした時間に彼女の人生の一瞬を、同時に彼女も私の人生の一瞬を消費したのです。
戻らない時間を「失ったもの」と捉えるか「動かぬ事実を得た」と捉えるかは私達次第です。都合のいいように捉えるのです。
これを読んでいるあなたが加藤結と実際に会って時間を過ごせたかは分かりません。彼女はあなたの名前すらも知らないかもしれません。
それでも、もしあなたが彼女の為に一秒でも費やしたのなら、また彼女もあなたのために費やしたのです。
どれだけ距離が離れていても共用したと言えるのです。
そしてそれでも私は思ってしまうのです。ほんの一部にしか過ぎませんが、彼女の費やしてきたもの、努力、苦痛を目の前で見てきたにもかかわらず、頭の隅で思ってしまうのです。
辞めてほしくない。
そんなのは彼女が一番辞めたくないと思ってるのも分かってます。でもこんなに共用してきても、結局私達は一人に過ぎません。
親友の叔父が言っていた事を思い出します。
「君が笑えば、世界も笑うかもしれない。だが君が泣いても、世界は泣いてくれない。」
楽しい事は分かり合えても、悲しみや苦しみを分かり合うのは難しいものです。家族であってもその人と同じ痛みは経験できないず、分からないものです。同じ事で嘆いても、同じ痛みとは限りません。
身勝手な私は最近返信もろくにせず、気がついたら彼女は行ってしまいました。
「え、本当に?もう本当に全部無いの?」
「もうこっちに戻らないの?あ、逆か。向こうに戻ったのか。こっちには来てたのか。」
「あ、でもほら、二人でメイドさんやるとかいってたじゃん。」
「コスプレは?コスプレやろうよ二人で。名古屋にスタジオとかあるんでしょ?」
「でもオムライス作ってくれるって言ってたじゃん。まだ結局一回も食べてないですよ。」
「タコパはタコパ。あとクリスマスはトマト鍋やるんでしょ。」
「あとさ、コンカフェ行きたいって言ってたじゃん?めちゃめちゃオススメのところ見つけたんよ?」
「宇宙人一緒に探そうよ。折角ハイドアンドシーカーズ入ったのに。」
「...ガチなん?」
なんて本当は思ってしまったのです。でもでもでも、でもばっかり。幼稚ですよね。
ただ彼女はこれ以上ない程努力してましたし、こんな事言ったら結ちゃんにはきっと泣いて謝られちゃうので、
「そっか!」
としか返信できませんでした。
きっと馬鹿なんですよ。もっと気前のいい事言えただろうに。背中を押す一言も言えないなんて。
確かに彼女の幸せを願っているのに本当におかしな話です。矛盾してます。
何が「そっか!」なんですかね。言えるものなら私だって「そっか!残念だけどこれからの人生応援するよ。」なんて言ってあげたいところでした。
発表直後にグループLINEの「結 が退室しました」を見て馬鹿みたいに動揺した。
当たり前のことなのに。分かっていたはずなのに「そっか」ではちっとも済ますことができなかった。
そしてやり場のないみっともない感情を取り敢えず文字に当てたんです。
久しぶりに書く長文は頭が動いても指が動きませんね。もう朝ですよ。
直接送ると次会った時なんだか恥ずかしいし、それに今生の別れみたいになっちゃうから。
ほんの少しスペースをお借りさせて頂きます。
どこまでもひねくれてて素直になれくて本当にごめんなさい。
諦めてたものを沢山くれてありがとう。
一年は長かったかな?短かったかな?
長かったよね。
こんなにがんばってくれてありがとう。
大丈夫、見違えるほど成長したよ。自分が情けないくらいだよ、本当に。
あ、でもオムライスは本当に食べたかったな。
なんちゃって。
またね。
別の場所でね。