大人になった、はやかです。
20年前の今日、私は生まれたらしい。
私はこの日をどれだけ夢見ただろうか。
来てしまえば意外と呆気ないものだ。
20歳になったら母親になれるほど落ち着きがある、立派な大人になっていると思っていた。
ただ、今の私の頭にあるのは...
「あー、ホールケーキをフォークで食べながら貯金残高数えたいなー。」
なんてこった。
20歳になる私が自信を持てるのは食への愛と貯金能力。
こんなにもダサい大人になってしまって昔の自分に申し訳なくなった。
ただ別に後悔はしていない。食を愛していることで全人類と趣味を共有できるし、父親譲りの貯金能力のおかげでどれだけギリギリだろうが貯金ができるので、プチ贅沢ができる。
これでいいのだ。
20歳になる瞬間は1人でコンビニにいた。
24:00を過ぎた瞬間に「これはお酒です」と書いた缶をレジ台に乗せた。
堂々と年齢確認をし、お酒とも言い難いジュースのようなアルコールをドヤ顔で片手に、一人暮らしの城へと向かった。
これでいいのだ。
なんだかんだ幸せだ。
思ったより特別ではなかったが、思ったより高揚した。
ああ、これから私は税金を払うのか。
なんだか法律だけが大人になった印をくれたようで、そんな事さえ嬉しく思える。
逆に言えばそれ以外は何も変わらず、全く祝福してくれなかった。
そんなものだろう。
そしてなんだかんだ幸せだ。
16歳頃の自分とさほど変わらない現状に焦りを感じながらも、みんなこんなものだろうと根拠の無い自信があった。
今まで沢山泣いてきたが、これからも相も変わらず泣きわめくだろう。
そうしてるうちに、ビールジョッキが様になるのだろう。
赤い口紅もいつか似合うようになるのだろう。
そんな期待は相も変わらず昔から変わらない。
結局五十嵐早香はハタチになっても変わらなかった。
これからも変わらずふざけた人生を歩むことにした。
誕生日おめでとう自分。
酒は飲んでも飲まれるな。
私はこの日をどれだけ夢見ただろうか。
来てしまえば意外と呆気ないものだ。
20歳になったら母親になれるほど落ち着きがある、立派な大人になっていると思っていた。
ただ、今の私の頭にあるのは...
「あー、ホールケーキをフォークで食べながら貯金残高数えたいなー。」
なんてこった。
20歳になる私が自信を持てるのは食への愛と貯金能力。
こんなにもダサい大人になってしまって昔の自分に申し訳なくなった。
ただ別に後悔はしていない。食を愛していることで全人類と趣味を共有できるし、父親譲りの貯金能力のおかげでどれだけギリギリだろうが貯金ができるので、プチ贅沢ができる。
これでいいのだ。
20歳になる瞬間は1人でコンビニにいた。
24:00を過ぎた瞬間に「これはお酒です」と書いた缶をレジ台に乗せた。
堂々と年齢確認をし、お酒とも言い難いジュースのようなアルコールをドヤ顔で片手に、一人暮らしの城へと向かった。
これでいいのだ。
なんだかんだ幸せだ。
思ったより特別ではなかったが、思ったより高揚した。
ああ、これから私は税金を払うのか。
なんだか法律だけが大人になった印をくれたようで、そんな事さえ嬉しく思える。
逆に言えばそれ以外は何も変わらず、全く祝福してくれなかった。
そんなものだろう。
そしてなんだかんだ幸せだ。
16歳頃の自分とさほど変わらない現状に焦りを感じながらも、みんなこんなものだろうと根拠の無い自信があった。
今まで沢山泣いてきたが、これからも相も変わらず泣きわめくだろう。
そうしてるうちに、ビールジョッキが様になるのだろう。
赤い口紅もいつか似合うようになるのだろう。
そんな期待は相も変わらず昔から変わらない。
結局五十嵐早香はハタチになっても変わらなかった。
これからも変わらずふざけた人生を歩むことにした。
誕生日おめでとう自分。
酒は飲んでも飲まれるな。